風呂用壁パネルとは?パネルリフォームはDIYでも可能?

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近年では、戸建て住宅の浴室リフォームに多く採用されるようになった壁パネル。

しかし、浴室リフォームの素材として壁パネルというものがあることは知っていても、壁パネルとはどういうものか、また壁パネルを採用することでどのようなメリットがあるのかまで詳しく知る人は少ないのではないだろうか。

そこで今回は、風呂用壁パネルにはどのようなメリットがあるか、DIYでの施工法など壁パネルについて詳しくご紹介したい。

 

風呂用壁パネルとは?

風呂用壁パネルとは、浴室壁用に一定寸法・仕様で作られた1枚板のことをいう。

樹脂やケイ酸カルシウム板などの基材に化粧シートを貼り付けたり、特殊コートを施したりして、防水性と美観を高めている。

従来の在来工法の浴室の壁には、タイルやモルタル・石などを使用していたが、近年は施工やお手入れが簡単なパネルに変更する住宅が増加している。

パネル壁に変更することで、システムバスを採用しなくてもシステムバス風の浴室が簡単に出来上がるため、在来工法の浴室壁リフォームにおいて主流の壁材となっている。

 

パネル壁リフォームのメリット

パネル壁へのリフォームは以下のようなメリットがある。

 

浴室のリフォーム工事期間が短い

在来工法の浴室からユニットバスに交換リフォームするには通常10日程度かかり大掛かりな工事となる。

バスパネルを使用したリフォームは、既存壁の上から施工するため解体の手間がなく、大幅にリフォーム期間を短縮できる。

 

低コストでリフォームが実現

解体や廃材の撤去がないため余分な費用がかからず、リフォーム費用を大幅に抑えることができる。

 

浴室の広さをそのまま使用できる

在来工法の浴室からシステムバスに変更リフォームした場合、空間が狭くなってしまうことが多い。バスパネルなら浴室の広さはそのまま使用できる。

 

汚れにくく掃除やお手入れが簡単

パネルは耐水性・防汚性・耐薬品性に優れており、掃除やお手入れが簡単。タイルのように目地に汚れが溜まったり、カビが発生したりということが少ない。

 

断熱性のあるパネルなら暖かいお風呂も!

製品によって断熱パネルを採用している商品もあり、冬の冷たいお風呂が手軽に暖かいお風呂に変身する。

以上のようにメリットが多いバスパネルだが、注意したい点もある。それは、既存の壁の上から施工するため、下地の状態がわからないことだ。

漏水などが原因で下地が劣化していたり、カビが繁殖していたりする可能性があるのにパネルを施工してしまうと、目に見えないパネルの裏側で劣化が進み下地や構造体まで腐食させてしまうかもしれない。

既存の壁面にひび割れなどがある場合はプロに確認してもらい、しっかり下地の補修を行ってからパネルの施工を行わなければならない。

 

DIY用おすすめパネル

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フクビの「アルパレージ」は、DIYでも施工可能なように別売りの施工セットや施工に必要な各部材も充実している。

「アルパレージ」の特徴は、樹脂押出板の基材にインクジェット印刷を施し、さらにトップコートによって精度の高い鏡面仕上げを実現し、高級感のある浴室を演出することだ。

また、パネルの切断はカッターで容易にカットでき、切粉も出ないため作業性が良くDIYにも適している。

さらに両面テープと接着剤だけを使用するため、比較的施工が簡単なことや、パネルが柔らかいため狭い場所でもスムーズに施工できることなども特徴に挙げられる。

〈アルパレージの施工上の注意点〉

・縦貼り専用であること(横貼りはできない)。

・5℃以下では施工できない。

・施工前に壁面の汚れなどをきれいに落とし乾燥させておく(壁面の汚れ落としが不十分な場合は、接着剤や両面テープの密着力が低下し剥がれることがある)。

・浴室が50℃以上になるサウナなどへの施工はできない。

・給湯配管や蒸気配管には必ず保護カバーを取り付け、30cm以上離して施工する。

・接着剤の塗布後は20分以内にパネルを貼り付ける。

〈アルパレージ使用の際の注意点〉

・アルパレージに60度を超える熱湯はかけないように注意。

・ドライヤーやストーブなどの熱を直接表面に当てない(反りや変形の原因になる)。

・カビ取り剤や漂白剤などを使用する際は、30分以内の使用にとどめ、使用後は洗剤成分を確実に洗い流す。

・ベンジンやアルコールなどの使用は避ける。

・汚れが付着した場合は、中性洗剤をスポンジに付けて除去し水洗いする。

 

パネル工法の施工方法

ここでは、「アルパレージ」を使用したパネルの施工方法と手順をご紹介する。

〈準備する物〉

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アルパ―レジ専用接着剤・テープセット

 

(パネル2枚で接着剤2.5本が目安。接着剤の厚みは4mm以上で塗布する)

 

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見切り部材(セパレート型)

 

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※各部材はメーカーサイトにてバラ売りも可能。

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ジョイント部材

 

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入隅部材(セパレート型

 

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出隅部材

 

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入隅部材(R面用)

 

※浴室入隅に丸みがある場合に使用する部材

 

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上図の専用部材の他に、カッター・穴あけ用ドリルやホルソー・パネル切り口を調整するヤスリやサンドペーパー・仕上げ用のシーリング剤などが必要だ。

〈施工手順〉

①必要な材料を準備し、不足がないか確認する。

②下地の防水処理や不陸がないかをしっかりチェックする(両面テープの二重貼りで調整できる不陸は2mmまで。それ以上は下地調整が必要)。

➂壁面(施工面)の汚れなどをきれいに落とし、乾燥させておく。

④壁面のサイズに合わせて部材をカットする(カットの方法は、定規を化粧面に当てカッターで切り傷を入れ化粧面を表にして折り曲げる)。

⑤施工面に仮留めの両面テープを貼り付ける。

⑥施工面に専用接着剤を塗布する。

⑦メス型部材を貼り付ける。

⑧パネルを貼り付ける。

⑨貼り付けたパネルにジョイント部材をくわえ込ませて貼り付ける。

⑩残りの面も、接着剤を塗布し同様の手順で貼っていく。

⑪表面に傷が付かないようにタオルなどを当てて手で圧着させる。

⑫シーリング剤を入れてからオス型部材をはめ込む(シーリングがはみ出た場合は布で拭き取る)。

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⑬壁と床、窓回りなどの取り合いをシーリング処理する。

⑭養生する。

 

業者に依頼するメリットと費用

バスパネルの施工は、DIYが得意な人にはさほど難しくないかもしれない。

しかし、しっかり施工できる自信のない人にはおすすめできない。何故なら、施工が不十分だと失敗につながり、すぐに剥がれたりパネルの裏にカビが発生したりするからだ。

下地の調整にもかなり手間をかけなければならない。例えば、徹底して壁面の汚れを落とし、下地の凹凸をなくすように不陸を調整するが、これはなかなか大変な作業となる。

さらに、パネルを貼る前にしっかり乾燥させて下地とパネルの間にカビが発生しないようにしなければならない。

また、仕上げのシーリング処理も確実に行わなければ、隙間から湯水が侵入し剥がれにつながる。

これらを踏まえて壁全体を丁寧に施工するには、DIYではかなりの時間がかかるだろう。当然ながらその間は浴室が使えない。

プロに依頼するとこのような失敗や不安はなく、1日~2日程度の工期で確実な施工を行うため、翌日からは浴室が使用できるようになる。

プロに依頼した場合の費用は、パネルのグレードにもよるが1216タイプの壁面のみの場合は10,8000円~。

「ふろリノベ」はお風呂のプロ集団だ。確実で早い施工、低コストで美しい仕上がりを誇りとしている。

浴室の部分補修や、パネル・シート貼り、浴槽塗装・全面塗装など、浴室のことなら「ふろリノベ」に是非ご相談いただきたい!

 

まとめ

一般的に知られている浴室のリフォーム方法は、在来工法からシステムバスへ変更することや、古いシステムバスから新しいシステムバスに取り替えることなどだ。

しかし、この方法では工期が長く高額な費用がかかる。

バスパネルを施工することで、リフォーム費用を大幅に抑え工期が短縮されるだけでなく、システムバスと変わらない雰囲気の浴室が出来上がる。

パネルのバリエーションも各メーカーによって豊富にラインナップされているため、好みの雰囲気の浴室が出来上がるだろう。

手軽なリフォームにより美しく快適な浴室を手に入れ、毎日のバスタイムを至福のひと時に変えてみてはいかがだろうか。

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①全体と②浴槽は写真が必須ですが、浴室に部分的な損傷がある方は③部分的損傷にも写真を添付ください。

1全体

2浴槽

3部分的損傷

①浴室の全体が確認できる写真を添付してください

撮影のポイント

1.窓がある場合は写真に収める
2.浴槽を収める
3.給湯器のリモコンがある場合は写真に収める

※1枚に収まらない場合は、
2枚目を撮影して添付してください

イメージ

②浴槽内側を確認できる写真を添付してください

撮影のポイント

1.浴槽の給湯口を収める

※1枚に収まらない場合は、
2枚目を撮影して添付してください

イメージ

③部分的な損傷箇所を確認できる写真を添付してください

撮影のポイント

1.損傷箇所を写真に収める

※1枚に収まらない場合は、
2枚目を撮影して添付してください

イメージ
【記事監修】 山田 博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士
建築業界での経験を活かした不動産コンサルティング及び建築、不動産に関わるWEBメディアを複数運営。Facebookお友達申請大歓迎です。その他、建築や不動産、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。

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